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自然農から見えてくるもの ― 自然農入門体験記(8)

2015/07/22 16:06
自然農の黒岩野菜塾も、7月で一応一区切りとなり、8月からは、後期野菜塾がはじまる。
この数週間、諸事多忙でなかなか記録が追いつかない状況だったが、ようやく気を取り直して、また書き始めている。
わが家の自然農は、ジャガイモ、ニンジン、大根、ごぼう、ブロッコリのほか、インゲン、きゅうり、なす、トマトの類である。
ジャガイモはそろそろ収穫を控え、葉っぱもやや黄色くんなってきた。
にんじん、ごぼうは、まだ間引きながら、毎朝、少しずつ食べている。ときどき、大きいのに当たったら、きんぴらごぼうにもしている。
大根は、もうすべて食べ終わってしまい、そのあとに、五寸ニンジンの種を蒔いた。黒岩師の話では、蒔いた上に薄く籾殻を敷くのがいいとのことだったので、ちょうど道の駅で籾殻燻炭を売っていたから、これを使うことにした。
ブロッコリは、茎立てというので、アスパラのような感じで、とても美味しいし、インゲン、なすがそろそろできはじめ、食べるのが追いつかなくなるほどだ。きゅうりも、花がいっぱいついているので、もうすぐ実がなり始めるだろう。来週か再来週あたりは、ぬか漬けも始める予定。トマトが赤くなるのはいつごろだろうか。
こんなわけで、草ぼうぼうの畑は、野菜で大賑わいである。
自然農を始める前は、とにかく毎年、雑草を取ることばかり考えていたが、今はほとんど気にならなくなり、ずいぶん楽に野菜と付き合っている気がする。
不耕作、無肥料、水なし、という、とても簡単な原理がこんなにも思い込みを変えてくれるのかということを実感している。大地そのものに種をあずけ、その発芽と成長を見守るという姿勢は、僕たちの生活の基本になるような気さえする。
僕の仕事のほうで、「学習者主体」という概念を提案したのは1995年のことで、これは学習者にしか学習者本人のことはわからないということを言ったものなのだが、野菜のことは、野菜自身にしかわからないということと結局は同じことなのだろう。病気に関しても、つまりは自分自身で病気に気づき、どのようにしてその病気と付き合うかということを自分で決めない限り、病気は克服できない。こんなふうに考えると、食も農も医も教も、すべて原理は一つだということになる。
シティズンシップ教育も、持続可能性の教育(ESD)も、最終的には、個人が自分に気づき、その自分がどのように他者と対話しながら、社会に対して自分をひらいていけるか、という課題なのだろう。
自然農の野菜から、こんなことが見えはじめている。

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細川英雄 アクティブ・ウィーク 2015年7月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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